石川県七尾市に生まれ、8歳より生田流箏曲を学ぶ


80年より沢井忠夫師に師事、続いて沢井一恵、中井猛の各氏に師事

86年

・ 「反核・日本の音楽家たち」新人オーディションに合格。

・箏グループ「どんぐり」を結成 (93年の引退まで20回以上の自主コンサート開催)


87年 

・東京芸術大学音楽学部卒業

・沢井箏アンサンブルのメンバーとして国内、外で活躍  (87年インドネシア、タイ、ドイツ、イタリア、イギリスの11都市で公演 

89年より4年連続ニューヨークのBANG ON A CANフェスティバル参加 91年ウィーン、モスクワ、ウクライナ3都市 92年ドイツ・メールスジャズフェスティバル、ラトビア、エストニア 93年パリ公演等)


89年

・国立劇場主催の、雅楽、声明、伶楽公演に出演 古代復元楽器による小杉武久、石井真木、一柳慧、菅野由弘作品を初演。(99年寺嶋陸也の作品で新羅琴を演奏  01年寺嶋作品集CDに収録)


90年

・一柳慧アメリカツアー参加


91年

・新宿ビプランシアターにて西陽子と共に二夜連続ジョイントリサイタル


93年

・KOTO VORTEXを結成 箏アンサンブルの可能性を追求し、委嘱新作の発表

・94年、96年CD制作等意欲的な活動を展開


94年

・板橋文夫(p)ユニットに参加 95年CD「游」発売、96年タイ・ジャズフェスティバル、97年フランスにおける日本年パリ公演、ローマ、ケルン各地で高い評価を受ける


96年

・「独箏ーひとりごと」と題しソロシリーズを始める。 (上越市:林泉寺、97年東京、98年七尾アートホール、99年国際交流日本語センター(北浦和)、01年小山利枝子展(長野)、願成寺(鹿島町)、恵比寿ガーデンプレイス、02年スタジオ10、03年鹿島町主催「大宮坊」にて開催)


97年

・国際交流基金の助成により自己のアンサンブルでタイ公演、チェンマイ遷都700年記念


98年

・吉川和夫の「5つのウムイ」を初演、CD収録


99年

・国際交流基金の共催、オーストリアのシュタイアーマルク秋芸術祭の新作演劇の音楽を担当(音楽監督/田中悠美子)

・アーツフォーラム主催『お年寄りとの共同作曲』プロジェクトに参加し野村誠と数々の作曲、演奏(2004年第一回アサヒビール芸術賞を受賞~「野村誠とその仲間たち」)

・音楽の友社刊ネオコトの教材を制作、執筆、作曲を担当


00年

・国際交流基金助成、コンテンポラリー三曲アンサンブルとして、全米7都市で公演

・CD下山一二三作品集に参加  

・四反田素幸作曲「藪の中」を初演(奏楽堂日本歌曲コンクールで第2位を受賞)


01年

プレステ2ソフト『鬼武者』(カプコン)の音楽を、新日本フィルと共演

 教育出版社の教科書教材に筝の奏法をCD-ROMに収録

 井上敬三(sax)のCDアルバムに参加

 加嶋祥造(詩人)の朗読と”タオーヒアナウ”コンサート開催 

鬼太鼓座ライブにゲスト出演


02年

音楽と映像のコラボレーションユニット 「FUTON LOGIC」を結成。(おおたか静流、 モーガンフィッシャー、ブルースオズボーン、ちばこうぞう) 03年5月 漫画家ちばてつや氏とともにロンドンICAにおいて日本人初の公演に成功(東京都、国際交流基金、笹川財団助成)


03年

1月パリ日本文化会館にて、寺島陸也の「大陸・半島・島Ⅱ」の世界初演

2月石川県立音楽堂主催公演「和と洋のひびき」に出演

6月アサヒビール神奈川工場にて、港大尋らとロビーコンサート

7月東洋音楽学会、音響学会合同学会にて、三味線の演奏〈上越教育大学)

8月金沢市民芸術村ミュージック工房主催 筝の可能性を探るシリーズ「コンタクト」を企画・演奏

「中村洋一作品集」CDに参加  

10月横浜アートプロジェクト主催「吉原すみれコンサート」出演〈横浜開港記念館)

11月熊本県立劇場主催「邦楽三昧」に後藤幸弘(琵琶)他と出演

東京都の文化事業として、現代邦楽研究所による箏のワークショップを担当 この他03年~08年、福島県教育委員会実施の「子ども芸術スクール」にて講師


04年

3月日本現代音楽協会主催〈日本橋劇場)、溝入敬三作曲 三味線オペラ「猫に小判」を初演

4月鬼太鼓座定期公演にゲスト出演〈浅草公会堂) 

5月井関一博のCD「イリュージョン」に参加 

7月アサヒアートフェスティバル2004主催事業、アサヒビール門司工場1周年記念ロビーコンサート

  「ETとゆかいすぎな仲間たち」を開催(共演:おおたか静流、山口とも、一噌幸弘) 

8月ジャスラック主催「日本の音フェスティバル」〈金沢〉において、三味線インストラクターを務める

 シリーズ「コンタクト」第2回を開催 吉村弘作品と自作曲にてプログラム

10月杵屋正邦の会にて邦楽オペラの初演  現代三味線音楽協会主催「三味線フェスタ」に出演

 「金沢21世紀美術館」のオープニングイベントで演奏(KOTO VORTEX TRIO)

12月エストニアにて、ダンスとのコラボレーションを成功させる(タリン市音楽協会10周年記念事業)

西川祐子〈舞踊)の会にて嶋津武仁作曲、新羅琴による「星巡り~燦」を初演 本年度、岐阜大学非常勤講師


05年

1月日本作曲家協議会コンサート〈すみだトリフォニー)にて、四反田素幸作曲「夢採集」初演

 多治見文化会館主催「なないろねいろ音楽会」に出演 

7月ロンドンにてリサイタル

8月ポルトガル・FNN Fes.に出演

11月「日本伝統音楽研究会」のリーダーとしてドイツ各地を公演


06年

2月溝入敬三CD『猫に小判』(三味線弾き語り)発売


07年

8月M&I Companyより、川嶋哲郎(ts.)Meets竹澤悦子のデュオCD「Passion of Asia」をリリース


08年

10月ポーランド・ポツナン市における「第1回Medetion Bennare」より招聘され、美術館にてコンサート


09年

1月日本国際交流基金・アジアソサエティNYの主催によりN・Y、ヒューストンにて公演。

4月クロノスカルテットのプロデュース、テリー・ライリー「IN C」カーネギーホール公演に出演。(KOTO VORTEX)


10年

4月~有明教育芸術短期大学非常勤講師(2012年3月まで)

12月 市川交響楽団60周年記念コンサートにて、大塚茜の新作コンチェルトを初演。


11年

7月 ゆめりあホールにて第1回ラガブーリン62コンサート開催:『かはのゆくへ』(17絃独奏曲)初演


12年

3月 浅草公会堂にて、胡弓の会;韻、20周年記念演奏会開催。

6月 きゅりあん小ホールにて[武元賀寿子」ダンス公演音楽担当(+太田惠資、齊藤徹)

7月 けやきホールにて第2回ラガヴーリン62

   アサヒビールロビーコンサートに出演[北斎×野村誠』

8月 金沢芸術村にて、即興イベントに参加『芳垣安洋ほか

10月 四国九州ツアー(丸田美紀、山名玲璃)~


13年

1月 閖上中学の被災箏での磯貝真紀さんの演奏活動に支援参加(金沢周辺で6カ所)

2月 初ソロアルバム「へちま」をジパングプロダクツよりリリース

3月 金沢芸術村にて、安田登(能楽師)+上野賢治(fl.)+竹澤悦子で朗読劇の公演

4月 小山二郎展にて、氏の作品:桜の着物を衣装に、ソロコンサート(ガレリア表参道)

7月 宇和島市「夢de逢いまSHOW ファイナルコンサート]に出演(土居裕子西山まりえ、おおたか静流らと共演)

   下北沢アレイホールにて、レコ初ライブ(企画;ビグトリィ)

8月 福山ハーモニーホールにて、[音楽定食五百円也」ゲストコンサート。地歌から邦楽落語まで、三味線のみでのコンサート。

   マレーシアにて、野村誠ほかと現地の音楽調査。(日本文化センター主催)『イントロダクションオブ箏』を発案。初演。

9月 レディジェーンにて、おおたか静流+向島ゆり子+竹澤悦子トリオライブ。

10月 福井北の庄クラシックス~寿楽山[へちま]ツアー(近藤達郎+向島ゆり子)

11月 TARAT1983(芸大同期による東北支援活動)の第19回コンサートとしてラガヴーリン62の第3回コンサート開催。

12月 桑名屋にて第6回卯三會『上田恵子。白木啓之』


14年

1月 よみうりホール[箏の祭典」に出演

2月 インエフにてソロライブ(ゲスト:大塚茜)

5月 沖縄国立劇場にて三味線講習会ゲスト講師

6月 第54回森の会「絲神楽」十七絃

7月 第4回ラガヴーリン62;代々木上原けやきホール

8月 女川、石巻仮設住宅、いしのまき寺子屋にて慰問演奏会、NPO主催「思いきり豊かな夏休み」講師

9月 千葉県立美術館:さや堂de演奏會「江戸の絲芸」、邦楽落語「もう半分」

11月 条田瑞穂(朗読)ライブ(共演:笠松泰洋ob.)

12月 鉄道芸術祭「京阪電車46駅の音楽」野村誠(pf.)尾引浩司(イギル・ホーメイ・口琴)


福島大学,金城学院大学非常勤講師、 沢井箏曲院師範として後進の指導にあたる。


<主な受賞歴>

85年「反核日本の音楽家たち」新人オーディションに合格

87年  沢井忠夫合奏団CD「箏」(コロンビア)に参加 文化庁芸術作品賞受賞

98年  埼玉県芸術文化祭奨励賞